女子高校生 春の学校 ジュニア科学塾2007 | パンフレット | お問い合わせ |
トップページ >> 開催概要
 開催概要
ご挨拶
この度は当ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。このイベントは、文部科学省女子中高生理系進路選択支援事業の一環として企画された、女子高校生に理工系の仕事の面白さを伝える関西地域では初めてのものです。

科学技術立国をめざす日本では、将来、研究者・技術者の不足が心配されており、女性への期待が高まっております。女性の大学進学率は高くなったものの、理工系への進学率は諸外国と比べて著しく低いのが現状です。女性の理工系への進学率が低い原因として、お手本となる女性科学者の姿が見えない、理工系分野での女性の適性がわからない、大学卒業後の進路不明などが挙げられるかと思います。

科学者は、普通、会社、大学、研究所等で働いていますので、先生、お医者さん、看護師さんなどと違って、一般の方と接する機会は多くありません。しかし、宇宙飛行士の向井千秋さんを例に出すまでもなく、女性科学者は、地道に育っており、大学の学長、研究所長、学会の会長などとしてリーダーシップを発揮しておられる方もいらっしゃいます。

今回、関西地域の大学、研究機関で働く女性科学者が中心になり、女性の理系進学者の増加をめざして、女子高校生春の学校を企画しました。科学の面白さは、実験をすることによって初めて理解できます。1日目に、7班に分かれて全員に実験をしてもらいます。

2日目には、各班でサイエンスカフェという形で、実験結果を報告していただきます。実験やまとめをする過程で、女子大学生がアシスタントとしてお手伝いします。発祥の地、イギリスのサイエンスカフェも同時にご紹介いたします。また、実験が終わった後、ポスター展示により理系の職業紹介と進路指導を行ないます。最後に、高校生による音楽演奏をお楽しみ下さい。2日間の催しを通じて、第一線の女性科学者と接することができ、理工系の仕事の面白さを理解することができるでしょう。

実行委員一同、多くの女子高校生が理工系学部に進学してくださることをお待ちしております。

女子高校生春の学校 −ジュニア科学塾2007 in 関西−
実行委員長 相馬芳枝
日時と会場
日時: 2007年3月21日(水・祝)〜22日(木) 一泊二日
会場: 1日目…神戸大学発達科学部(神戸市灘区鶴甲3-11)
    2日目…兵庫県高等学校野外活動センターあさぎり寮(明石市明石公園1-27)

1日目の会場へのアクセス方法はこちらをご覧ください。
主な内容
●大学の実験室で大学の先生の指導で実験をする
●サイエンスカフェで自分たちの実験の発表する
●理系分野の大学生や大学の先生と交流する
●社会で活躍している女性科学者のお話を聞く
●英国の女性科学者に英語で英国の科学の話を聞く
●科学と音楽の響宴を楽しむ

お茶を飲みながら、科学を語りあうことのおもしろさを体験しましょう。
一緒に「サイエンス・カフェ」(※)を開きます。
あなたもサイエンス・コミュニケーターになってください!

サイエンスカフェとは、街なかのカフェやバーで科学者と市民が一緒になって科学の話をする集まりのことです。
 英国で発祥。だれでも気軽に参加できます。
主なスケジュール
1日目 (3月21日 10:30より)
午前: 開校式、オリエンテーション、講演(相馬芳枝[(独)産業技術総合研究所])、
     サイエンスカフェの指導(アン・グラント[ジュニア・サイエンスカフェ副代表])(英語、同時通訳付)
午後: 7グループに分かれて科学実験、ポスター展示、出前ミュージアム(JT 生命誌研究館)
夜(あさぎり寮に移動): 高校生と大学院生との交流会、高校教師・親と大学教員・企業研究者との交流会

2日目 (3月22日 16:30まで)
午前: 講演、女性科学者のリレースピーチ
午後: ジュニア・サイエンスカフェ(前日の実験報告会)、実験報告のコンペ審査、
     高校生音楽家と科学者のコラボレーション・コンサート、修了証授与、閉校式

スケジュールの詳細はこちらをご覧ください。
Copyright ©2007 Science Communication for Society, Japan. All rights reserved.