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ファミリーで立体凧づくり2005

日時 2005年12月11日(日) 10:30〜15:00
場所 宝塚市勤労市民センター
講師 北浜榮子(大阪大学教授、理学博士、SCOMS理事長)
浜田将(凧づくり名人、宝塚市在住)
内容 お話「凧の不思議」 …めずらしい凧も登場します
凧づくりにチャレンジ …ファミリーで協力、がんばれ 30分で作れます☆
凧揚げ …さあ揚げてみよう

 SCOMS恒例となった「ファミリーで立体凧づくり」は、末広中央公園にある宝塚市勤労市民センターを会場に凧作り名人の浜田さんを講師に迎えて開催された。今年の凧作りの挑戦者は、昨年の参加者2組と初挑戦の3組、合計5組12人(大人5人、子ども7人)。会場には、講師の北浜さんが世界各地で蒐集した伝統的な立体凧、連凧、競技用の凧など、色彩豊かな凧が会場を飾り、凧作りへの夢をふくらませていた。

 第1部のカフェ・シアンテイフィックでは、北浜さんが「凧の不思議」と題して、子どもたちへのクイズを交えながらやさしく語りかけた。凧が風をとらえて揚がるしくみ、珍しい凧の話では子どもの遊びの凧、糸を絡ませて切る競技用の凧から軍事用まで、蒐集した各国の凧を前に凧の知られざる顔から凧への興味をふくらませた。

 第2部では、凧作り名人の浜田さんを講師に、風が弱くてもよく揚がる立体凧に挑戦。幼稚園児でも完成させられるように、あらかじめ設計図に沿い骨や羽が裁断れている。細い竹ひごの骨にポリフィルム(?)のカラフルな羽を貼るのは両面テープ、子どもたちは慣れた手つきでお父さん、お母さんを助手に自分の凧作りに熱中した。子どもたちを手こずらせたのは糸結び、風の強さにあわせての糸の調整も教えてもらった。作り始めてからおよそ2時間半で凧は完成。さあ、うまく揚がるかな? 外は生憎のみぞれ交じりの強い風。やむなくたこ揚げは見送りにして、室内で浜田先生から風のつかみかたを教わった。天候が悪くても自分のつくった凧を揚げてみたい気持ちは収まらず、挑戦する子どもたち。うまく揚がった歓声につつまれて凧づくりは無事終了した。


北浜理事長の「凧の不思議」のお話。

お話を聴く参加者のみなさん。

凧の作り方を説明する浜田さん。

作ってます。

まだ、作ってます。

まだまだ、作ってます。

だいぶできてきた?!

ちょっと室内で揚げてみました。

講師紹介

浜田将さん(凧づくり名人、宝塚市在住)
北浜榮子(大阪大学教授、理学博士、SCOMS理事長)
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